D23で公開された『キングダム ハーツIV』の最新トレーラーで、新ワールド『リメンバー・ミー』のバトルが初めて映りました。ソラが手にするのはギター型のキーブレード、そして隣で戦うのはミゲルとヘクター。これまでのディズニーワールドとは明らかに毛色の違うバトルです。この記事では、トレーラーと開発陣のコメントからわかったことを整理し、このワールドのバトルシステムがどうなるのかを考察します。
⚠️ この記事は『キングダム ハーツ』シリーズ全作と映画『リメンバー・ミー』のネタバレを含みます。考察部分は公式情報ではなく、当ブログの推測です。
トレーラーでわかった『リメンバー・ミー』のバトル
まず、公式トレーラーと開発陣のコメントから確認できる内容を整理します。
ミゲルとヘクターが仲間として戦う
死者の国で、ソラはミゲルとヘクターと一緒にハートレスと戦います。共同ディレクターの安江泰氏によると、ミゲルは歌いながら戦い、ヘクターは自分の腕や骨を飛ばして攻撃するとのことです。腕をヌンチャクのように振り回す動きも紹介されています。
ギター型のキーブレード
マリーゴールドの花びらが集まるような演出とともに、ギターをモチーフにしたキーブレードが現れます。持ち手の上に指板があり、骸骨と花のデザインが施された、このワールド専用のキーブレードです。
音楽をバトルに取り入れている
安江氏はインタビューで「キーブレードを振り回すだけではなく、ギターを使い、音楽的な要素をバトルに取り入れた」と語っています。トレーラーの戦闘画面には、演奏の盛り上がりを示すようなメーターらしき表示も確認できます。
ダンス風の連携技
海外の解説記事によると、ソラ・ミゲル・ヘクターの3人がダンスをするような連携技が使われる場面があります。ピニャータを叩き壊す派手な演出の技も確認されていて、『キングダム ハーツII』のリミット技に近い立ち位置と見られています。
広大なフィールドと移動アクション
安江氏は「街がとんでもなく広く、探索要素がたくさんある」「激しくよじ登ることもできる」と説明しています。死者の国らしい高低差のある街並みを、上下に大きく動き回るアクションになりそうです。
考察① メーターの正体は「演奏」ではないか
戦闘画面に見えるメーターは、このワールドのバトルを読み解く鍵になりそうです。ミゲルが歌い、ヘクターがギターを弾き、ソラがギター型キーブレードを振るう。この3人がそろっている以上、攻撃を続けて演奏を盛り上げるほどメーターがたまり、いっぱいになると連携技が出せる、という仕組みが自然に思えます。
シリーズでは『キングダム ハーツII』のリミット、『バース バイ スリープ』のコマンドスタイルなど、条件を満たして強力な技につなげる仕組みがたびたび登場してきました。それを「演奏」という形で見せるのが、このワールドのアレンジなのではないでしょうか。
ここで思い出したいのが、『キングダム ハーツII』のアトランティカです。あのワールドはバトルを丸ごとリズムゲームに置き換えた作りで、評価が大きく分かれました。今回は通常のアクションを土台にしたまま音楽の要素を足しているように見えるので、その反省を踏まえた形といえそうです。
さらに戦闘シーンではソラがピニャータのようなものをわるシーンが。モデルとなっているメキシコの文化を取り入れた戦闘要素にも注目だ。
考察② ドナルドとグーフィーのいないパーティ構成
今回のトレーラーの時点では、ソラとドナルド・グーフィーはまだ合流していません。そのため『リメンバー・ミー』のワールドでは、ミゲルとヘクターが仲間の枠を埋めることになります。
ここが面白いところで、シリーズの伝統的なパーティは「ソラ+ドナルド+グーフィー+ワールドのゲスト1人」でした。今回はゲスト2人と組む形になり、ワールドのキャラクターに寄せた専用の連携がパーティの中心になる可能性があります。歌で戦うミゲル、骨を飛ばすヘクターという、どちらもキーブレード使いではない2人の組み合わせは、シリーズでもかなり珍しい編成です。
ちなみに、ドナルドとグーフィーは冥界でハデスと話し、その後ソラの前に姿を見せる場面もありました。物語が進むにつれて、パーティの顔ぶれが変わっていく作りになるのかもしれません。
考察③ ギター型キーブレードと「ビルド」の関係
『キングダム ハーツIV』のバトルには「ビルド」という新要素があります。公式の説明では、ソラが使うキーブレードを変えて独自の攻撃を繰り出し、戦いの流れに合わせてコンボを組み立てられる仕組みだとされています。
ギター型キーブレードも、この仕組みの一部だと考えるのが自然です。『キングダム ハーツIII』では、ワールドごとに手に入るキーブレードにそれぞれ専用のフォームチェンジが用意されていました。同じように、ギター型のキーブレードには音を飛ばす遠距離攻撃や、演奏メーターを早くためる性能といった、このワールドならではの役割が与えられているのではないでしょうか。
トレーラーではキーブレードがストーリーの場面で現れます。これまでのシリーズでは、ワールドをクリアしたあとに新しいキーブレードを受け取る形が多かったので、そのワールドで戦っている最中から専用の性能を使える作りに変わる可能性もありそうです。
考察④ 死者の国の地形を使ったアクション
映画の死者の国は、建物が上へ上へと積み重なった独特の街並みです。ケーブルカーのような乗り物が空中を走り、マリーゴールドの橋が世界をつないでいます。
『キングダム ハーツIV』のソラは、キーブレードのキーチェーンをフックのように使って移動できます。クァッドラトゥムでビルの間を飛び回っていたあの動きを、そのまま死者の国の建物に当てはめれば、上下にとても広いフィールドを一気に駆け上がるアクションになります。
トレーラーでは、鎖のようなものに乗って滑る動きも確認されています。街の造りと相性がよさそうなので、移動と攻撃がつながる形で使われるのではないかと期待しています。
考察⑤ ボス戦はどうなるか
ワールドの物語が映画に沿った内容になるなら、終盤の相手はエルネスト・デラクルスが有力です。映画では、名声のために友を裏切った人物として描かれました。
シリーズでは、映画の悪役がハートレスや闇の力と結びついてボスになる展開が定番です。加えて、このワールドは音楽が主役です。ステージの上での対決になり、演奏の盛り上がりがそのまま戦いの流れになるようなボス戦なら、ワールドのテーマとバトルシステムがきれいにつながります。
まとめ
『リメンバー・ミー』のワールドのバトルは、ギター型キーブレードとミゲル・ヘクターの連携を軸に、音楽の要素を取り入れた独自の形になりそうです。ワールドごとに遊びの中身を変えるのは『キングダム ハーツ』の伝統でもあります。発売は2027年後半。バトルの詳しい情報が出たら、当ブログでも追いかけていきます。
シリーズ全体のバトルシステムとキーブレード変形については、別の記事でまとめています。

